気象予報士の航空気象 METAR

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2009.03.12 (Thu)

METAR その4

 ⑤視程
 日本では卓越視程を使用します。卓越視程とは全方面を視程観測し、そのうちの180度またはそれは以上の最大視程のことをいいます。下の例をみてください。
 


視程


 この場合の卓越視程は6kmです。

 最大視程に着目します。
15km--- 50°
 8km---170°
 6km---240° ←180度以上ある最大視程
 5km---310°
 3km---360°

 その合計が180度以上必要なので、この場合の卓越視程は6kmとなります。視程の違いで分けた部分は隣り合っている必要はなく、単純な合計で卓越視程を割り出します。
 ヨーロッパでは最低視程を採用しているようで、この場合は3kmとなります。

 卓越視程の欠点は方向によっては、通報よりも視程が悪く見えにくいことがあるということで、それを補うため国内記事欄に視程と方向が明記されます。これは国内記事欄で詳細を掲載します。

 視程を観測しているのは機械ではありません。なんと人の眼です。昼の話ですけど。昼間は気象視程、結局は人の目、どれだけ見えるかで、夜間は気象光学距離を用い測定します。気象光学距離とは色温度2700Kの白熱灯ビームが大気中で吸収散乱され元の値の5パーセントになるまでの距離だそうで、よくわかりません。やっぱり機械を使うのでしょうか???



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2009.03.07 (Sat)

METAR その3

 ④風向・風速
 気象通報においては真方位で表記される。地図上の真北が360度で東090、南180、西270となります。航空機の航法において磁方位を使うため、(磁方位とは方位磁石の方位)ATIS(飛行場通報)では磁方位で通報されています。空港ではVHF無線機で、このATISを受信できますので、飛行機好きの方々はこの無線を聞いて、飛行機の進入方向や滑走路を確認して、写真などを撮っているようです。

 風の観測は観測時刻の前後10分間の平均であり、地上から約10mの高さの風を観測するようです。これは相手が飛行機を対象としていることから、納得できます。

 風向は10度ごとに丸めて3桁で通報され、風速は2桁でノットを意味するKTをつけて通報される。
 例
 22012KT 220度方12ノット  南西の風、風速24メートル

 風は時には暴れたり、息が合ったりするため以下のような通報のされ方もします。

 ・四捨五入の関係上、0.4ノット以下の場合は、00000ktと通報されます。
 ・100ノットなんてありえないと思いますが、2桁ということでP99KTというのもあります。見たことない。
 ・VRB バリアブル  風向をひとつで表せないとき
平均風速3kt未満で風向変動幅が60度以上の場合
平均風速3kt以上で風向変動幅が180度以上ある場合
VRBをつけて”VRB03KT”と通報されます。

風向が特定できない場合は”VRB+08KT”と通報されますが、見たことありません。

また、平均風速が3kt以上で風向変動幅が60度以上180度未満のときは

32013KT 290V010 

と通報され、意味は10分間平均風320度方向から13ノット、変動は290度方向から010度方向を意味します。方向幅は時計回りで通報されます。

さて、続いては風に息がある場合です。

観測時間10分間に平均風速を10kt以上上回る最大瞬間風速があった場合、平均風速の後にGを置いて最大瞬間風速を通報します。

23015G30KT


 日本の場合はノットを使用するが、世界に目を配ると、ロシア・中国ではメートル毎秒を使用するようです。世界的にはノットが主流のようです。



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METAR その2の補記

 航空気象特別観測気象報(SPECI) 特別観測には3種類の観測があります。

特別観測(S)  常時観測中に気象現象に重要な変化があったときや、観測データがそれぞれ定められた特定の基準を超えた場合に直ちに行います。

照会特別観測(Q)  航空交通管制機関や航空会社などから照会があったときに行います。

事故特別観測(A)  空港又はその周辺で航空機の事故があったときに行います。


 また、管轄する空港の進入方式に対し、その最低気象条件(それより悪化した場合、航空機は進入ができない天気)を下回ったときも特別観測が行われます。

観測の種類
M   定時観測
S   特別観測
MS  モビルスーツ ではなく、定時特別観測
Q   照会特別観測
A   事故特別観測

 定められた特定の基準は、航空地方気象台(東京・成田・中部・関西)航空測候所(新千歳・仙台・大阪(伊丹)・福岡・鹿児島・那覇)、空港出張所・分室のそれぞれで決められているようですが、大きくは変わらないでしょう。

下記は関空の場合の一部です。
・豪雨や雷などになれば、一定の基準を超えるごとに「特別観測(SPECI)」を実施
・視程の基準は5キロ、3・2キロ、2・4キロ、1・6キロで、それぞれの基準を下回るごとに通報
・風では、平均風速が直前の観測時よりも毎秒5メートル以上変化した場合

参考に、沖縄気象台のHPより、那覇航空測候所の基準をLinkします。
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2009.03.01 (Sun)

METAR その2

METAR/SPECI

 通報順序

①通報の種類
②地点略号
③観測日時
④風向・風速
⑤視程
⑥滑走路視距離
⑦現在天気
⑧雲情報
⑨気温・露点温度
⑩高度規制値
⑪過去天気
⑫低層ウインドシアー情報

 ①通報の種類
 識別としてMETARとSPECIかの文字が通報される。
   METAR 定時観測気象報
   SPECI  特別観測気象報

 SPECIとは、定時の観測以外でおおきな気象変化があった場合に報じられる。その変化の基準は観測所によって決まっているようで、大きくは風の急変や雨・雪、その他降水現象、飛行機に影響を及ぼす視程の悪化・良化などが挙げられる。

 ②地点略号
 各空港に与えられた4文字の略記号
例 
RJTT 羽田空港
RJAA 成田空港
EGLL  ロンドン・ヒースロー空港
ZBAA  北京空港

 ③観測日時
 日付2桁と時刻4桁をUTC(イギリスグリニッジ時刻)をあらわすZを伏せて表記される。
 例
 190312Z  19日0312Z 日本時間12時12分

  


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2009.02.27 (Fri)

METAR その1

 航空気象に必要な知識のひとつとして気象電文があります。METARやTAFなどのことです。

気象電文


 これらは航空気象を勉強する上、第一歩といってもよく、また使用する頻度が非常に高いので、しっかり憶えて損はありません。

 航空気象に興味があるのでしたら、この機会に憶えてみてください。かならず役に立つはずです。


 今後はカテゴリーでわけてUPしていきます。




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