気象予報士の航空気象 さらば愛しの“ジャンボ”最後の雄姿

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2009.07.18 (Sat)

さらば愛しの“ジャンボ”最後の雄姿

 大量輸送時代の申し子であり、事故時の悲惨さをある意味で教えた大型旅客機、B747クラシックジャンボ!

 ついに日本の空から退役です。



さらば愛しの“ジャンボ”最後の雄姿
      タッチ&ゴーも披露
                        7月11日13時55分配信 産経新聞

“ジャンボ”の愛称で知られ、日本の国際化や大量輸送時代を支えた日本航空の「ボーイング747-300型機」が、今月31日の羽田-札幌のフライトを最後に引退する。同機は機長や副操縦士に加え航空機関士(フライトエンジニア)がコックピットに乗り込む国内最後の「スリーマンクルー機」でもある。日本航空は引退を前にした4、5の両日、沖縄県・下地島へのツアーを企画。離着陸を繰り返す「タッチ&ゴー」が披露されるなど、参加した航空ファンは引退を惜しみつつ、最後の雄姿を目に焼き付けていた。(蕎麦谷里志)


 ■四半世紀の顔


 島の周囲をサンゴ礁が彩る沖縄県・下地島。訓練中の全日空機「ボーイング737」が離着陸を繰り返す同じ滑走路に、ジャンボが降り立つと、航空ファンから歓声が上がった。

 「やっぱりでかいな。迫力が全然違う」

 「747-300型」は昭和45年に導入された「747-100型」の系譜をたどる。

 747は庶民にとって海外旅行が高根の花だった時代に華々しくデビュー。乗客数150~200人程度が主流だった当時、倍以上の乗客を乗せる旅客機は“ジャンボ”の愛称で親しまれ、大量輸送時代の幕開けを告げた。

 ジェット機としては初となる2階席を備え、前方部に“コブ”があるのが外観の大きな特徴だ。「-100型」導入以降も、「-200型」「-300型」「-400型」と進化を遂げている。

 四半世紀以上にわたり、各航空会社の顔として君臨し続けたジャンボだが、燃費の良い後継機の台頭や、旅客機の小型化の流れの中で主役の座を譲ることになった。

 日本航空広報部は「数多くの旅客機がある中で、愛称があるのはジャンボだけ。それだけみなさんに愛されているということでしょう」と話す。


 ■空飛ぶエンジニア


 今後も「-400型」は残るが、ジャンボは「-300型」までという航空ファンは少なくない。

 「-400型」は機長と副操縦士の2人がコックピットで操縦するが、「-300型」は航空機関士が加わる。同機のコックピットには1000を超える計器などが天井までびっしりと並ぶ。パイロットだけではすべてを把握することは不可能で、航空機関士がこれらに目を光らせながら飛行中の燃料管理、故障時の緊急処置などを担う。

 それが「-400型」になると、航空機器の進化で自動化が進み、パイロットの前に取り付けられた液晶画面にはさまざまな情報が表示されるようになった。航空機関士の席も消えた。「外見はほぼ同じだが、まったく別の飛行機」(日本航空)なのだ。

 そのため「-400型」は「ダッシュ・ヨンヒャク」と呼び、「-300型」は“在来型ジャンボ”“クラシックジャンボ”と区別して呼ぶこともある。

 最後の“ジャンボ”の引退。航空ファンにとっては「-300型」の引退はそれほど大きな意味を持つのだ。


 ■聖地で“別れ”


 日本航空がツアーの目的地として選んだ沖縄県・下地島も航空ファンにとっては特別な場所だ。

 下地島は沖縄本島の南方320キロに位置する9・54キロ平方メートルの小さな島だが、航空ファンの間では、日本航空と全日空の訓練施設があることで有名だ。定期便はなく、通常ならば島へはフェリーに乗るしかない。

 そんな不便な場所にあるが、滑走路が海に突き出るように伸びているため、美しいサンゴ礁の海をバックに着陸体勢に入った航空機が撮影できる希有(けう)なスポットとして、航空ファンにとっては一度は訪れたい聖地でもあるのだ。

 そんな場所に、引退間近のジャンボが降り立つというファン垂涎(すいぜん)のコラボレーションとあって、7万円以上するツアーは発売から2時間半で約360人分が完売した。チケットを入手できなかったファン数百人は前日からフェリーに乗って下地島入りし、ジャンボを待ちかまえた。

 ツアー当日は雨が時折ぱらつくあいにくの天気。青い空とコバルトブルーの海をバックにとはいかなかったが、計3度のタッチ&ゴーを披露すると、参加者らは夢中でカメラのシャッターを切り続けた。

 名古屋市の会社員、浜島哲也さん(32)は「今日だけで500枚以上取りました」と興奮した様子。島に来るのは4度目という東京都葛飾区の公務員、高橋正敏さん(40)は「天気は残念だったけど、最高でした」と喜びを噛み締めた。


 ■技術屋の誇り


 ツアーは初日、那覇市内で現役の機長や航空機関士がジャンボの思い出話を披露。日本航空の歴代の制服を着たキャビンアテンダントの写真撮影会やサイン会も行われた。

 2日目に実際にジャンボに乗って那覇市から下地島に向かう機内でも、参加者のリクエストに応えて、着陸の前にいったん滑走路ギリギリでの低空飛行をしてから上昇する「ローパス」を行うなど、機長の粋なはからいもあって、大満足の内容となった。

 学生時代の夢はパイロットになることだったという川崎市の会社員、川本麻夫さん(50)は「海外出張のたびにこれに乗っていた。ロンドンやパリ、ドイツ…。色んな思い出が詰まっている」と感慨深げ。

 入社2年目のキャビンアテンダント、高橋侑子さん(23)は「これだけ多くのファンがいるなんて…飛行機は無くなるけど、この飛行機を大切にしてきた先輩の意思は引き継いでいきたい」。

 同機の廃止に伴い、航空機関士という仕事も無くなる。日本航空には現在100人近くの航空機関士がいるが、今後はパイロットとなるための訓練を受けたり地上での業務に就いたりするという。

 下地島までの飛行を担当した航空機関士の石塚宏さん(51)は、引退を間近に控えた心境を次のように語った。

 「入社以来、航空機関士一筋で勤めてきた。寂しい気持ちもあるが、航空機関士は技術屋。技術屋として機械の進歩には従いたい」



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