気象予報士の航空気象 テーパリングクラウド

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2009.07.27 (Mon)

テーパリングクラウド

テーパリングクラウド(Tapering Cloud)
             気象衛星センターHP参照


テーパリングクラウド



 対流圏上・中層の風上側に向かって、次第に細くなっている「毛筆状」あるいは「にんじん状」の雲域を「テーパリングクラウド」(Tapering Cloud)と呼びます。


 ”Taper”とは、「相対する面が対称的に傾斜している円錐状の部分」という意味で、簡単に解釈すれば円錐のことと考えていいでしょう。


 テーパリングクラウドは、積乱雲(Cb)と対流圏上層の風下側に流されたかなとこ巻雲から構成されています。


 テーパリングクラウドの穂先部分では、豪雨、突風、雷、降雹などの顕著現象が発生することがあります。


 テーパリングクラウドを構成する積乱雲は、対流圏上・中層の風下側へ移動する場合、ほぼ停滞する場合、そして時には風上側に伸びる対流雲列上に発生する場合があります。


 テーパリングクラウドの継続時間(ライフタイム)は、ほとんどが10時間未満です。





2009年梅雨豪雨の仕組み



湿舌=暖かく湿った空気が前線刺激、豪雨に
 7月25日14時18分配信 読売新聞


 福岡管区気象台は、今回の豪雨は、「湿舌(しつぜつ)」という現象が起きたことが原因とみている。

 湿舌とは、南からの暖かく湿った空気が、舌のような細長い形で梅雨前線に流れ込む現象。

 同気象台によると、湿舌が起きたのは24日午後6時から同9時頃にかけて。対馬海峡付近に停滞していた梅雨前線に南からの暖かく湿った空気が送り込まれ、前線を刺激した。

 これにより、前線付近で、積乱雲が次から次にできる「テーパリングクラウド(にんじん雲)」が発生。湿った空気が前線付近に供給され続けたことで、猛烈な雨が長時間にわたって降り続けたという。



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