気象予報士の航空気象 雪の羽田空港

*All archives   *Admin

2010.02.02 (Tue)

雪の羽田空港

 関東は雪が降りました。


そこらへんの道路では、ノーマルタイヤでどうしようもできない車が立ち往生しています。


無理に走っている車もいるので、やめて欲しい。


 さて、羽田空港はどうだったのでしょう?


各社のHPより、夕方意向、特に雪が降り始めてから出発見合わせや遅延が頻発しました。


 羽田空港のMETARを時系列で見てみましょう。


RJTT 010300Z 02009KT 8000 FEW030 BKN040 09/02 Q1012 RMK 2CU030 7SC040 A2989 P/FR

正午です。「P/FR」気圧の急激な降下が見られます。


RJTT 010600Z 05023KT 6000 RA FEW015 BKN020 BKN025 07/04 Q1009 RMK 1CU015 6CU020 7SC025 A2980

午後3時です。昼過ぎから雨が降り始めました。

また、風向が北東の強風になっているのが特徴です。低気圧の北東側に位置するからです。

雨の日の東風は、羽田にとって脅威です。なぜなら、離陸用滑走路に東向きを騒音問題で選べないからです。

新しいD滑走路05/23が完成すれば、少しは効率よくなるとは思います。


RJTT 010949Z 03014KT 7000 -RASN FEW005 BKN007 BKN015 03/01 Q1007
RMK 1ST005 5ST007 7SC015 A2974 MOD TURB 10000FT 5NM SW HANEDA BY B777 AT 0937

午後7時前、ついに霙(みぞれ)が降り始めました。気温は3℃、教科書に載っている通りですね。

上空では、タービュランスに遭遇した航空機があるようです。

南岸低気圧と言えど、冬場の低気圧の雲高はあって8000m(25000フィート)未満でしょう。

対流が活発であり、アイシング・コンディションは700、850hPaから判断するに10000フィート近辺から低層にかけて存在していそうです。

アイシング・コンディションとは、飛行機の周りに空気中の水分が凍りつきやすい状態のことです。

飛行機に氷が凍りつくと、パフォーマンスが低下によって墜落の危険性が高まります。


RJTT 011230Z 36019KT 3500 SN BR FEW003 SCT006 BKN008 02/01 Q1005
RMK 1ST003 3ST006 6ST008 A2969 MOD TO SEV TURB 12000FT AMI BY B762 AT 1201
AND MOD TURB BTN 10000 AND 9000FT 10NM S ONJUKU BY B772 AT 1216 AND
MOD TURB 6000FT 5NM W ONJUKU BY B772 AT 1220

午後9時30分、ついに雪です。視程は3500m、タービュランス情報も頻発。気温2℃。

降雨強度は降水量によって決まりますが、降雪強度は積雪量ではなくて視程によって決まります。


RJTT 011330Z 36018KT 5000 RASN BR FEW007 BKN010 BKN015 03/01 Q1006 RMK 1ST007 5ST010 6SC015 A2973
RJTT 011337Z 34016KT 3000 SNRA BR FEW004 SCT008 BKN010 02/00 Q1006 RMK 1ST004 3ST008 6ST010 A2973
RJTT 011343Z 33015KT 1500 R34L/P1800N R22///// R34R/P1800N SN FEW002 SCT006 BKN009 01/M00 Q1006 RERASN RMK 1ST002 3ST006 6ST009 A2973
RJTT 011347Z 34015KT 0900 R34L/P1800N R22///// R34R/P1800N SN FEW002 SCT006 BKN009 01/M01 Q1006 RMK 1ST002 3ST006 6ST009 A2973
RJTT 011400Z 34014KT 0700 R34L/1700U R22///// R34R/1600VP1800N +SN FEW002 SCT003 BKN005 01/00 Q1006
RJTT 011402Z 35014KT 0700 R34L/1800U R22///// R34R/1600VP1800U +SN FEW002 SCT003 BKN005 01/M00 Q1006 RMK 1ST002 3ST003 5ST005 A2973
RJTT 011418Z 35013KT 0600 R34L/1700D R22///// R34R/P1800N +SN VV003 01/M00 Q1006 RMK A2973
RJTT 011421Z 35012KT 0500 R34L/1400VP1800D R22///// R34R/1800D +SN VV003 01/M00 Q1006 RMK A2973
RJTT 011430Z 34013KT 0600 R34L/1700U R22///// R34R/1500VP1800N +SN VV003 01/M00 Q1006
RJTT 011432Z 34013KT 0600 R34L/1400VP1800U R22///// R34R/P1800N +SN VV003 01/M00 Q1006 RMK A2973
RJTT 011445Z 35013KT 2500 SN FEW006 BKN008 BKN010 01/00 Q1006 RMK 1ST006 5ST008 7SC010 A2973
RJTT 011500Z 35015KT 3000 -SN FEW006 BKN008 BKN010 01/00 Q1007 RMK 1ST006 6ST008 7SC010 A2974

10時30分から12時にかけて、視程が極端に悪化、豪雪です。気温1℃。

一気に積もったのもこの時間帯です。


RJTT 011600Z 36014KT 5000 -RASN BR FEW004 BKN008 BKN015 02/00 Q1008 RMK 1ST004 5ST008 7SC015 A2977

午前1時、みぞれに変わりました。


RJTT 011900Z 36010KT 9999 FEW015 SCT050 BKN080 04/M00 Q1010 RMK 1CU015 3SC050 7AC080 A2984

午前4時、夜中であり北風なのに気温が上昇。寒気が去っていきました。



夜中に15秒間焚いて、撮影した写真です。

2010FEB雪化粧



雪上足跡




ブログランキングに参加しています。
にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村
応援クリックをおねがします。


以下、アフィリエイトサイトです。




スポンサーサイト
07:30  |  気象・天気  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

この記事のトラックバックURL

→http://weathereucalyptus.blog115.fc2.com/tb.php/379-c4495e7b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |