気象予報士の航空気象 浅間山噴火

*All archives   *Admin

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2009.02.02 (Mon)

浅間山噴火

 本日、深夜、浅間山噴火。未明には桜島が噴火。火山灰は航空機に重大な影響を及ぼすことはよく知られています。火山灰の影響については、後日UPしたいと思います。

 さて、今日は関東、特に東京湾一帯は昼から曇りました。アメダスによれば、佐倉や船橋は午後2時ごろから2時間ほど曇り、羽田空港や成田空港のmetarの時系列によれば、昼ごろまで北風で気圧が徐々に上がり、曇ってから南風、そして気圧が下がりました。


haneda.jpg

narita.jpg

sakura.jpg

funabashi.jpg



 寒冷前線の通過という現象の典型的な例だと思い、解析図を見たところ・・・

AUPQ78.jpg
             2日9時の700/850hpa解析図
    

 そんなものはない。当然ですが。

 大規模なものではないので、上層の気圧にはもちろんなく、750と850hpaでは無理な理由付けですが、ちいさなちいさな寒気があるようにも見えます。

02T

02H


 館野と八丈島のエマグラムを見ると、館野はどこもかしこも乾燥していますが、八丈島は(グラフではなくテキストで確認しました) 850hpa-730hpaで湿度が90%を超えています。ということで、1500-2300m、4500-7000ftにかけて層積雲が発生しやすい状態になっています。
 推測ですが、西高東低の冬型が弱まり、大陸性の乾燥し下降気流を持つ気塊が太平洋側まで流れ、蓋をするような状態になり、地上に接する気塊は日射により温められ上昇するも700hpa付近に逆転層を作り、そこが雲頂となる雲ができたのではないか・・・
地上は上空の北西風の影響を受けない気塊になったため、都市が北西に存在する関東地方は南東風の吹きやすい状態になり風変したのではないか。

 もっと解析し、知識を深めていきたいところですが、長くなるので、ここまで。
 今日のような天気では、大きな揺れはないでしょうが、先に述べた雲が発生しやすい4500-7000ftにかけては蓋をされた暴れん坊の雲、たとえるなら積乱雲の卵たちの巣になっているので、安定しないということになります。おそらく離着陸のためベルトサインが点灯されている高度だと思いますが、着陸前にグラングラン揺れて、不安を感じる人も何人かいるかもしれないですね。




FC2 Blog Ranking

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村






スポンサーサイト
20:37  |  気象・天気  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

この記事のトラックバックURL

→http://weathereucalyptus.blog115.fc2.com/tb.php/4-af4765f2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。