気象予報士の航空気象 飛行機雲にのって

*All archives   *Admin

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2009.02.03 (Tue)

飛行機雲にのって

 九州の南に発生した移動性の前線を伴った低気圧が、西から天気を崩していきそうです。

 温暖前線の進行方向、日本では端的に東側では、上層から空気が湿ってくるのがセオリーです。
 浜松のエマグラムの時系列を確認すると、上層より徐々に湿り、午前9時にはほぼ全層で湿度70パーセント超になっていました。
 
 こんなときにできる雲にはいろいろありますが、航空気象といえばやっぱりこれ!
飛行機雲
       飛行機雲
ですよね。

 飛行機雲はエンジンから排出される水分と空気中の水分が飽和し、空気中に漂う微粒子とエンジンから排出されるカス(燃料が燃焼した時にでる化学物質)を元に氷を形成し、雲となります。
 また、しとしと降る温暖前線や梅雨どきの雨雲中を、着陸のために進入する飛行機の翼の凹凸や先端からも発生します。
    燃料漏れか!?

 これは、ベルヌーイの定理という航空力学で有名な物理学の定理がありますが、これと断熱変化の仕組みを理解しているとすぐわかります。
 この2つは航空力学の要なので、いずれUPします。

 川でも岩のごつごつしているところでは、よどんでいるところもあれば乱れに乱れまくって流れているところもあります。想像してみてください。乱れに乱れまくっているところでは、急激な圧力変化や膨張圧縮が起きています。水ではなく空気であれば、その場所では飽和状態になり雲ができます。

 たとえがうまくなくてすみません。

 さて、飛行機雲が発生するということは湿っている。またなかなか消えない場合は、風の乱れがなく滑らかな風が吹いている(かきまぜていない)か、かなり湿っているかのいずれか両方と考えられます。

 観天望気-雲や風の動きなどを観察して、経験をもとに天気を予想すること。

 気象に興味を持つ第一歩ですね。飛行機雲がなかなか消えない場合は、天気が崩れていくといわれています。温湿度、気圧、風速風向、乱れなどの条件がそろうと、この現象が起き正当性は高いといわれています。

 飛行機雲の反対で雲中を飛行機が通過することで、雲が消滅する「消滅雲」という現象もあります。
消滅雲
 これは、エンジンの排熱で氷粒や水滴が水蒸気になって見えなくなる現象です。
 低く立ち込めた雨雲のなかへ、離陸した飛行機が突っ込む瞬間もこの現象が起きます。
 


FC2 Blog Ranking

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村






スポンサーサイト
02:02  |  気象・天気  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

この記事のトラックバックURL

→http://weathereucalyptus.blog115.fc2.com/tb.php/5-4cb7f25a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。