気象予報士の航空気象 関東の初雪

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2012.12.01 (Sat)

関東の初雪

関東地方で雪が降りましたね。


平年より早いのでは?


関東の空港の中で、成田空港ではMETARで観測されました。


010200Z 03014G24KT 9999 FEW012 BKN015 BKN050 09/06 Q1013 NOSIG RMK 1CU012 5CU015 7SC050 A2993
010230Z 01016KT 9999 BKN013 BKN020 09/06 Q1013 TEMPO 01015G25KT RMK 5CU013 7CU020 A2994 MOD TURB OBS AT 0225Z 10NM NE NARITA BTN 7000FT AND 9000FT IN CMB B777
010300Z 01015KT 350V060 9999 SCT013 BKN050 09/05 Q1013 WS R34R TEMPO 01015G25KT RMK 4CU013 6SC050 A2994
010302Z 01015G26KT 350V060 9999 SCT013 BKN050 09/05 Q1013 RMK 4CU013 6SC050 A2994

気温が下がり始める。

010330Z 03018G29KT 9999 -SHRA SCT012 BKN015 08/04 Q1014 TEMPO 4000 SHRA BR RMK 3CU012 7CU015 A2995
010343Z 02018G28KT 9999 -SHRA BKN012 BKN015 07/03 Q1014 WS R34R RMK 5CU012 7CU015 A2996
010400Z 03019KT 9999 -SHRA BKN012 BKN020 06/03 Q1015 WS R34R TEMPO 03018G29KT 4000 SHRA BR RMK 5CU012 7CU020 A2997
010408Z 02020G30KT 9999 -SHRA BKN012 BKN020 06/03 Q1015 RMK 5CU012 7CU020 A2999 P/RR
010430Z 36022KT 9999 -SHRA FEW008 BKN010 BKN020 04/01 Q1016 TEMPO 03020G30KT 4000 TSRA BR
010439Z 35022KT 4500 SHRA BR FEW005 BKN008 BKN015 03/01 Q1016 WS R34R RMK 1ST005 5ST008 7CU015 A3001

気温3度、雪に変わる。

010442Z 35021KT 3000 -SHSN FEW005 BKN008 BKN015 03/01 Q1016 RERA RMK 1ST005 5ST008 7CU015 A3001
010500Z 01015KT 3200 -SHSN FEW004 BKN005 BKN015 03/01 Q1016 RERA TEMPO 01017G27KT 3000 -SHSN RMK 1ST004 5ST005 7CU015 A3002

風が弱まり、雨足(雪足?)が弱まる。

010504Z 01014KT 5000 -SHSNRA FEW004 BKN005 BKN015 02/01 Q1016 RMK 1ST004 5ST005 7CU015 A3003
010513Z 01013KT 7000 -SHRASN FEW004 BKN006 BKN015 03/01 Q1016 RMK 1ST004 5ST006 7CU015 A3003
010530Z 01013KT 9999 -SHRASN FEW003 SCT006 BKN015 03/02 Q1016 NOSIG RMK 1ST003 4ST006 5CU015 A3003
010600Z 02008KT 350V050 9999 FEW005 SCT050 BKN070 04/02 Q1017 NOSIG RMK 1ST005 3SC050 5AC070 A3003
010630Z 01011KT 330V040 9999 FEW015 SCT045 04/02 Q1017 NOSIG RMK 1CU015 4SC045 A3004


明日はスカッとした晴れで、ますます冷え込むことでしょう。


冬型が強まると、関東は晴れるはずなんですけどね。


関東の南岸を通過した低気圧が寒気を巻き込むと、関東は雪になるのですが・・・


南岸の低気圧はとっくに通過し、今日の天気は晴れ予報を各TV局やネットで見たような・・・


高層天気図や数値予報を見ても、よくわかりませんでしたが、衛星画像からヒントを得たような気がします。





未明のうちにできた、日本海上の渦が悪さをしているようです。


この渦が脊梁山脈にぶつかって、そこで新たな雲域を生成し、この雲が昼過ぎに北関東に崩れながら、移動していいるようにも見えます。


冬型が強まると、地形の影響で日本海に低気圧が発生するのは気象学じょうでは有名な話ですが、これが北関東まで流れ込んで、雪を降らせた?かな。


そうすると、北日本と関東との空域、特に最近では北関東を低く航空便が飛んでいるようですが、予想外に揺れたのではないでしょうか???


上空の雲の融雪層は、レーダーによく反応するので、わかっていて突っ込んでいるのでしょう。


たいへんだ。



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20:41  |  気象・天気  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

地上天気図では前線は関東から遠ざかっていたようですが、衛星画像では新潟方面から関東に雲が流入しているのが確認できますね。
新潟の当時のMETERは今確認できませんが、時間差で雪が降ってたのかな?

航空気象、特に晴天乱気流に関する詳しい書籍は見当たりませんね。
上空の前線面で乱気流が発生しやすい、という以上の記述や考察はあまりありません。
その他の場所でも乱気流は発生するし、強いウインドシアを伴う前線面で全く揺れないこともあります。

その結果、実運航では先行便の揺れのレポートに頼る部分が大きいですが、朝一番の便や運航便の少ない空域では参考になるものが少ないのが実情です。
飛行中年 |  2012年12月03日(月) 22:30 | URL 【コメント編集】

★航空気象って奥が深い

関東に雪が降った後、富士山の下に伸びる髭のような雲が発生しています。山岳波による雲です。

宇宙から見る衛星画像では、髭のような形が認識できますが、解析図にはそのようなものは見えません。

飛行機から見ても、富士山から連なっている雲だとは、おそらく解析できないのではないでしょうか?

突っ込んだら、早々揺れるのでしょうね。

こういうところが、地上に這いつくばっているとわからないですし、解析図でもわかりません。

衛星画像や過去の同様事例など、気象学の中でも、航空気象分野は奥が深いと改めて思いました。

飛行中年さんは航空気象に関わる仕事をしていると思っていますが、そのような方からの視点や考え方をいただけることは、うれしく思っています。

今後もいらしてください。
瑞翔 |  2012年12月07日(金) 17:47 | URL 【コメント編集】

富士山の山岳波は特に風の強い冬場に航空機の運航に大きな影響を与えますね。

山岳波でできるロール雲は衛星画像で写る規模になることがあるのでしょうか?
私の理解では小さい半円状の雲が2,3個できる、といった感じだったような?

ちなみに、羽田、成田から出発すると、富士山の周辺では既に2万ftを超えており、東京への到着経路は富士山から大分離れた太平洋上となっているため、直接このロール雲に入ることはありません。

ただし、山岳波でできる空気の振動は広範囲に渡って持続するようで、東京への進入中に千葉県上空の8000-12000ftで強い揺れに遭遇することはよくあります。

富士山頂の風速が50ktを超えると要警戒、といった運用をされておりますが、山岳波って風速だけじゃなくて大気が安定かどうかにも左右されますよね?
風速以外はとくに指標として使われているものがないのが現状です。
飛行中年 |  2012年12月11日(火) 01:48 | URL 【コメント編集】

★冬季の富士山が影響する雲、乱流について

文面からますます航空気象に関係する仕事をされているような気がしますが、ネット上のルールを守り、詮索は慎みます。

さて、山岳波によるロール雲が衛星画像で観測されることはある意味むずかしいのではないかと考えています。正直、見たことはありません。

ロール雲はある積雲の一種であり、波動の理論から考えると、時間軸が短いことも衛星画像でとらえられない原因ではないでしょうか?

そうそう、忘れてはならないのは、体外の衛星画像が赤外線であることから、高度の低いロール雲は映りにくいのもひとつの原因でしょうね。

山岳波単独ではなく、富士山の風下に収束域が存在し、富士山を起点に筋状の雲域、高積雲ができることは知られています。

ネットで検索したURLを下に転記します。
http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/1982/1982_04_0450.pdf#search='%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B1%B1+%E9%A2%A8%E4%B8%8B+%E7%AD%8B%E9%9B%B2'

私の持っている航空気象の本やネットの情報から、富士山の風が50ktを超えると山岳波が発生するような書き方がありますが、その前提条件である成層安定が重要なキーワードになるのではと考えています。

成層安定の大気の中で、強い風が吹くと、上下や左右方向にエネルギーの発散が少なく、風下側に延々と影響が残り、冬場なら館山あたりまで伸びているのが、過去のMETARから言えるのではないかと考えています。

METARの時系列やたまに聞く航空無線からの私の知識でしかなく、勝手にこじつけている部分もあります。

考えた結果では、富士山の風下において乱気流が発生する例として、

成層安定・・・冬型気圧配置
風速・風向・・・寒冷前線が抜けて、北西風で40ktくらい?
収束域・・・太平洋側にも筋状の雲が発生している。

考える範囲でこんなとこでしょうか?どうでしょう?

瑞翔 |  2012年12月12日(水) 04:11 | URL 【コメント編集】

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