気象予報士の航空気象 霞んだ晴れの日になにを思う

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2009.05.01 (Fri)

霞んだ晴れの日になにを思う

 世間はゴールデンウィークでお休みの方が多い中、昨日は営業周りで車で走り倒していました。

 ここ数日、天気のよい日が続いておりますが、確かに雲ひとつないように見える関東の空にも、少しずつ変化が訪れ始めているようで、なんだか霞がかったようなもやっとしているような視程になってきています。


青空


 安定した高気圧に覆われ続け、地表の日射による熱や人間の活動熱が合い重なって、対流活動を起こし、3000m以下に逆転層が生じたため、大気中の塵や埃が逆転層以下で滞留しているのだと思います。

 これを裏付ける資料としては、エマグラムがわかりやすく、さらにMETARなどの視程を報じている気象情報も有効だと思います。また、気温と露天温度の差が20度くらいにまで広がると低層でモデレート以上のタービュランスの危険があります。

310APR0900Zエマグラム
30日午前9時 館野のエマグラム


 安定した高気圧に覆われ続け、逆転層が生じた低層では、時にタービュランス発生の条件のひとつになります。


 雲ひとつない快晴なのに視程が悪く富士山が見えない日は、低層での逆転層によるタービュランスに注意が必要です。


 日本の上空に起こる逆転層よりも、大陸性の逆転層は規模が違います。例えば、キャリフォルニアのサンフランシスコ。内陸の乾燥した熱波と西海岸に沿って流れる寒流によって、おおきな逆転層が発生し、サンフランシスコに海霧が発生することで有名です。


金門橋with海霧


 大陸性の気象は単一地形に単純で大規模な要因により大きな大きな気象現象を引き起こすことがあります。例えば、サンダーストームやトルネード、スーパーセル型積乱雲という言葉を聞いたことはありませんか?

 日本は大陸の影響も海洋の影響も受けやすく、偏西風もあるため、不安定になりやすい反面、解消されやすく、また気象の流れが早い地方だと考えています。


 貯めて貯めてどっかーーーんという大陸性の気候ではないということです。



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